HOME > 生産ライン > フィールド紹介 > 検査課担当
検査課担当
検査課担当 岩岸 貴志
鉄骨製作において製品の検査をする工程は非常に重要な工程であります。
検査課の業務では、鉄骨製品が求められている品質を満足しているかを検査します。
具体的には、製作図面や設計図面をもとに製品の寸法や角度の検査、溶接外観の検査や溶接内部傷の有無の検査など多岐に渡ります。
特にUTと呼ばれる超音波による探傷検査は、専門の機械を用い検査します。検査するためにはまず専門技術者としての資格が必要です。UT検査は見た目ではほぼわかりません。検査機械を使って奥深い部分を検査するので、溶接内部の状況までわかるというわけであります。
資格を取得するのは容易ではありませんが、この業界では一目置かれる資格の一つです。
納入後の製品に不良が発覚することで、事後対応のための不必要なコスト増や顧客の信頼低下といった事態を未然に防ぐという重要な役目を担っています。しかし、検査の本質はただひたすらに不良品を見つけ不良流出の歯止めとなることをするだけではないと思います。
不良を出さないような仕組みづくり、作業手順の見直し、社員の技術向上への意見など根本的な改善のための手助けを行うことが何より大切であり、この業務の面白いところだと思います。