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梁仮付け加工

1次加工工程 梁仮付け加工担当
栗田 翔

私の担当は「梁加工の仮付け」という部署です。
梁とは床や屋根などの荷重を柱に伝える材料のことで、大小様々なプレートを梁材に溶接することでその荷重を散らばせて建物の強度を出していきます。それらのプレートを溶接する前に、どの位置にプレートを付けるかを図面から読み取り、「けがき」をいれてからプレートをそこに合わせて位置決め溶接させます。それが「仮付け」です。

先行工程なだけに非常に精度を求められます。
柱に梁や胴縁などの製品を組み立てて一つの建物の骨組みとなりますので、精度が悪いと組み立ていくとうまくおさまらないなど、数ミリのズレが建物全体に影響を与えてしまいます。しっかりと垂直になっているか、傾いていないかなど細かな部分に気を配って製作することが重要です。
先行工程を任されている人間である以上、精度の良いものをつくる事を常に頭に入れて製作しなければ、後工程の担当者が完璧な作業をこなしても、先行工程製品の精度が悪ければ意味がありません。
このことを日々心掛けることが、自分のためでもあり社会のためだと思っています。

溶接技術や建築業における知識など、腕のいい同僚や上司の技を見たり、話を聞いたりしていると、自分はまだまだ未熟だと感じてしまいます。しかし、高度な技術や足りない知識を吸収できる環境に今いることで、自分はもっと前に進める、と刺激を受ける毎日です。

自分への挑戦が、自分を大きくしてくれている。

そう思うと、なんだか楽しくなってきた。

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