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仕事紹介Our Works

一口に「鉄骨・鋼構造物の製造」といっても、その工程や仕事内容は細分化され、製品として出荷されるまで多岐にわたります。
ここでは代表的な仕事内容を紹介します。

工場(荷受・一次加工)

素材品質と加工技術が製品の信頼性を支える

製品品質を左右する荷受け作業

荷受けは鉄骨材料が発注通りの仕様や品質になっているかを確認する工程です。受入検査で寸法や外観、材質をチェックし不良品や誤納品を防ぎます。また保管場所への移動や記録管理を行い、加工工程へスムーズに材料を供給できるようにします。材料の品質が製品の完成度を左右するため、責任感と正確さが求められる仕事です。

耐久性と強度を実現する一次加工

一次加工は受け入れた鉄骨材料を切断や穴あけ、開先加工を行い、設計図通りの形状や接合部を整える工程です。加工の正確さがその後の組立や溶接の工程に直結するため、細部への注意や機械操作の技術力が求められる仕事です。鉄骨の強度と耐久性を確保する、施設づくりの基盤となる仕事です。

工場(組立・溶接・出荷塗装)

精度と技術で鉄骨の信頼性を形にする

設計図に忠実な組立作業で強度を確保

組立は一次加工された鉄骨部材を設計図に基づき組み立てる工程です。各部材を配置し、溶接やボルトなどで結合する作業を行います。設計図通りに組み立てることが求められるため、技術力とともに細かな確認作業が必要です。大型の鉄骨を扱うため、安全対策やチームワークが求められる重要な仕事です。

高い技術力で支える鉄骨の溶接作業

溶接は組み立てた部材同士を熱や圧力を使って接合する工程で、鉄骨の製造において欠かせない技術です。溶接の品質が建築物の耐久性や安全性を大きく左右するため、高い技術力が必要です。作業ではガスや火を扱うため、安全に配慮しながらも正確かつ効率的に進めることが求められる仕事です。

品質と耐久性を守る仕上げの出荷塗装

出荷塗装は、完成した鉄骨製品に塗装を施し防錆や耐久性を向上させる工程です。塗装には外観を整えるだけでなく、製品を長期間使用できるよう保護する役割があります。塗装後は製品の外観や塗りムラを確認し出荷準備を進めます。製品の仕上げを担う重要な仕事であり、丁寧で正確な作業が求められます。

事務所(図面作成・施工管理)

スムーズな製作進行を支える設計・管理業務

設計と製造を結ぶ、鉄骨加工の重要な業務

図面作成は、建設計図をもとに鉄骨加工に必要な工作図をCADで作成する工程です。部材の寸法や形状、接合部の仕様など、細部まで正確に図面化することで、現場での加工や組立がスムーズに進むようサポートします。設計や製造の知識を活かしながら、設計と現場をつなぐ重要な役割を果たす仕事です。

製作をスムーズに進行させる施工管理

施工管理は、製品製作全体の進捗や工程を管理する業務です。材料の調達状況や作業員の配置、納期の調整を行い、製作が計画通り進むよう指揮します。現場の工程全体を把握し、円滑に進行させるために管理能力と調整力が求められ、ものづくり全体の品質と効率を高める重要な役割を担う仕事です。

工場・ストックヤード(製品検査)

信頼性を支える製品検査

製品検査は、完成した鉄骨製品が品質基準を満たしているかを確認する工程です。寸法や溶接箇所、塗装の状態などを細部までチェックします。また超音波検査などの非破壊検査を実施し、内部に欠陥がないかも確認します。最終的な検査を通じて製品の信頼性を担う重要な仕事で、責任感と注意力が求められます。